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株式会社デザインフィル様
総合管理部総務・人事グループ統括マネージャー
武知慶洋 様
研修は一過性のものにしてはいけない。
能動的に取り組むことで、会社の文化・武器にしたい。
社長みずからが参加し、会社の強みを創造していくことを目的としたCTDの活用をお話いただきました。
カンパニーチームドクターを導入した理由とは?
野本:本日は株式会社デザインフィルの人事グループ統括マネージャーの武知様に御社の人材政策と、その中での弊社のトレーニングの位置付けをお話いただこうと思います。
まず、弊社のカンパニーチームドクター(CTD)を導入した理由をお聞かせください。
武知:無形のものを扱うデザイン会社なので、すべてのスタートは社員一人ひとりの頭の中にあるという点で、弊社は人ありきの会社です。企業理念にある「デザインによる社会と文化への貢献」を達成するためには、デザインのスキル・テクニックはもちろんのこと、根本にあるのは人格であり、メンタルの強化は必須であると考えています。
CTDは大切ではあるが捉えにくく定量化しにくい「心」に焦点を当てたトレーニングを行うということで、弊社の価値観ともマッチしている点や、このトレーニングを通して、弊社の文化や武器を創っていくことを期待して開始しました。
また、従来の研修は、一過性のものが多いと感じてもいたので、常に振り返り、繰り返し実践し、経験していく、1年に渡る長期間継続したトレーニングという面も魅力を感じました。
野本:ありがとうございます。
弊社の理念やビジョンを理解していただきながら、現在抱えている課題などを打ち合わせした上でトレーニングできることがオーダーメードの価値
野本:弊社のトレーニングの特徴はプログラムレスのオーダーメードというところにあるかと思います。実際にトレーニングを受講してみての感想をお聞かせください。
武知:一般的な研修やセミナーとは違い、弊社の理念やビジョンを理解していただきながら、現在抱えている課題などを打ち合わせした上でトレーニングをするという点では、オーダーメードの価値はあると思います。従来の研修では、参加者がネガティブな態度で臨んでも、時間が経てばプログラム終了となり、知識レベルで何となく受講した気分になるという面がありましたが、これでは研修内容を実践するのは難しいと思います。
カンパニーチームドクターは教科書が無い分、どこがトレーニングのポイントなのか、どうやって今からの自分の行動ベースに落とすのかを能動的に考えていかなければいけないと感じます。私は、トレーニングで教わった要点を、就業前に確認し直して、一日を通して実践することにチャレンジしています。もちろん全て出来ることはなかなか無いのですが、毎日続けることを習慣付けることが大事だと思っています。
またトレーニングを受けた内容を、未だ受けていない自部署の社員に、自分なりにまとめて話しています。周囲に話すことで、自らの振り返りにもなり、言う以上、実践することが要求される。そういう良いサイクルが各部署で見られるようになるといいなと考えています。
野本:オーダーメードの良さは一人ひとりが能動的になったときに、その会社の文化や理念に即した形で、現れてくるものと考えています。ここにこそオーダーメードの弊社CTDの強みがあります。プログラムは弊社とクライアント(受講者)で作っていくものと考えています。御社の研修についての考えをお聞かせください。
一番の変化は自分の足りないところを受け入れる余裕、相手を受け入れようとする意識の持ち方が身についたこと

武知:全社レベルでの研修なら、社風にまでもっていかないと、その場限りで終わってしまいますよね。
共通言語を創っていく、同じ土俵で物事を捉えることができるようする、それを自社の強みとする、そんなことを目的にしています。知識を得て、実践・経験をして会社・個人の文化・武器にしていく。そのためには、まず社長や役職者から、最初に研修を受けてもらっています。
「学ぶ」の語源は真似をするという「まねぶ」であるように、マネージャー層の行動が変化すれば、自ずと部下の行動も変わっていきますし、文化はそんな流れで創られてのではないでしょうか。
最近、特に行動の質(パフォーマンス)は「心」の質だと思っています。したがって、企業の質を高めるためには、個人・会社人としての「心」の持ち方を常に意識し、見直していかなくてはなりません。「心」の強化とは、非常に難しい分野ではありますが、CTDはとてもいいソリューションになってくれるものと思います。(図1)
野本:実際に受講されている方々をみて武知さんが感じられる変化や、受講者の声がありましたら、お聞かせください。
武知:一番の変化は自分の足りないところを受け入れる余裕、相手を受け入れようとする意識の持ち方が身についたことです。簡単なようで難しい、自分を客観的に見つめ直そうという気持ちにもっていけるようになりました。
会社としては、やはりビジネスですので、研修内容を数字に反映させたいところですが、直接的に業績まで結びつけることは難しいです。ただ、打ちあわせ前に右脳の活性化トレーニングを考えたり、皆が自由に発想しあえる会議にするための施策を考えたりと会社の文化・武器となりそうな、行動が出てきています。会社に良い変化をもたらすためにはどうしたらよいかと、皆が考えるようになったことが、会社としてはとても大きなことです。
フローカンパニー実現に向けて
野本:フローカンパニーへの実現へ向けて、今後の方策等は考えられていますか。
武知:弊社が大事にしている業務スタイルの一つに「偏見や思い入れなく、相手を受け入れ、伝えるべきは臆せず伝える」というものがありますが、それは研修で習った「揺らがず、とらわれず」というフロー理論そのものであると感じています。
今、トレーニングを受けているマネージャー層は、まさにそのフロー理論の実践をしているところです。実際、共通言語として会社内で、「ちゃんとフローで働いているか」などとチェックし合う光景を目にします。研修内容を意識しながら仕事をすることで、あらためて身につくことや、気がつくことが出てくるでしょう。そんな経験をお互いが共有していければいいなと思っています。
もっとも、フローになることに価値を感じられないという人が多いと、このトレーニングは非常に厳しいものかも知れません。受講者が全員マネージャー層ということもあり、フローになることに価値が見出す人が多いので、能動的にトレーニングできていると感じています。1ヶ月3時間のトレーニングを活かすも殺すも私たち自身ですから。まずはこの1年間のトレーニングで、いつでもどこでも受講者が会社の文化を構築し、ひいては会社の発展に向けて、考えることの出来る会社を目指したいです。
野本:やはり会社のトップ20名が実際にトレーニングを受けられているので、会社への浸透のスピードが非常に速いなと感じております。今後もフローカンパニーへ向けてお付き合いお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。
(敬称略)


