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株式会社東芝
I様

フローは一生の宝ものです!
株式会社 東芝で実施したCTDの受講生に受講の感想をお話いただきました。

当時は仕事をしていてもあまり楽しいという気持ちを持てずにいました。これをいい機会にそんな自分を変えたいと思って受講を決断しました。

野本 本日は株式会社 東芝 I様に、トレーニングを受講された感想をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。

I よろしくお願いいたします。

野本 今回、このメンタルトレーニングにご参加いただいたいきさつを教えてください。

I 最初は、弊社でたまたま開催されていた御社の講演会に参加しました。元々、心理学に興味があり、スポーツもやっていたので、「スポーツ心理学に学ぶパフォーマンスを高めるための心のレッスン」というタイトルに非常に興味を持ちました。
また、当時は仕事をしていてもあまり楽しいという気持ちを持てずにいました。これをいい機会にそんな自分を変えたいと思って受講を決断しました。

野本 まず、弊社の講演会を受講されていかがでしたか。

I 全てにインパクトを受けました。一番は自分がフロー(右図)ではないと思い知らされました。フローでなかった分、フローだったらどんなに良いのだろうということが鮮明にイメージできたので、フローがとても魅力的に見えました。
講演会では、12回のトレーニングの端々を語っていただいたのですが、講師の話す姿勢が、すごく元気でパワフルで。あなたたちは寝ていようがいまいが、私はここで語りたいんだというパワーを感じました。フロー状態を体現していただきました。

野本 実際フローではない自分に講演会で気づけたのですね。
フローになるトレーニングを1年間かけて行いましたが、実際にフローになりましたか。

I 自信を持ってフローでいる時間が長くなったと言えます。もちろん、まだまだ完璧ではありませんが。周りの人に聞いてもらっても、変わったと言ってくれるはずです。

「いつでも・どこでも」自分で自分の心の状態を意識することができるようになりました。

野本 会社にいる時も、日常生活でも同じように変化が見られたのですか。

I 同じですね。
まず、「いつでも・どこでも」自分で自分の心の状態を意識することができるようになりました。最初の頃はセルイメージの浮き沈みが激しかったのですが、最近は沈むことが少なくなってきました。そうするとおもしろいことに、周りにいる人達も楽しそうな表情になってきます。

野本 それは、コーチ力あってこそのことだと思いますよ。

I そうだったらうれしいですね。
最初は意識しないと心の状態を感じられなかったのですが、習慣になってくると無意識に心の状態を意識しているようになりました。
毎朝の日課であるランニングと体操を終了した後に「今日も一日フローに生きるぞ」と頭でつぶやくようにしています。
その後は、ほとんど無意識で過ごします。一日大きな変化が何もなければ無意識のままですが、仕事で何か嫌なことがあり、セルフイメージが揺らぐことがあると、意識的に「ウォッシュアウト」を使ったりします。(左図)

フローになりたいという気持ちが強かった。諦めず続けることが大切だと思います。ダイエットと似ていますね。

野本 トレーニングを受けてフローを感じる時期が人によって違います。Iさんは比較的早い時期になぜフローになれたのだと思いますか。

I 私もトレーニングの最初の時期に「個人差があるのは何故だろう」と考えたことがありました。
一つ大きいのはフローになりたいという気持ちが強かったのがあると思います。何気なく身についていくかというとそうではなくて、やはり日々継続してようやく身についてくるものだと実感しました。
あとは、トレーニング中の講義でもありましたが、「自分」を変えることに注力すると上手くいきやすいと思います。どうしても「環境」や「経験」「他人」を変えることに注力している人が多いはずです。でもそれらはなかなか変わらないですよね。「自分」で変えることのできるのは「自分」だけです。(右図)「自分」が変わることを恐れない「変化を大事にする」チャレンジ精神が大切だと思います。

野本 筋力トレーニングと一緒で継続しないと意味がないですね。
Iさんは、なぜ変わりたかったのですか。

I 昔からイライラしている時間が多く、このトレーニングを受ける前は些細な一言で落ち込んでいたりもしました。落ち込んだら長く、下手すると1週間ずっと引きずっていることもありました。最近はセルフイメージが小さくなってきたと感じた瞬間に戻すことが出来ます。同じく受講している人たちとも良く同様の話をしますよ。
これは、最初の宿題で書いたものなのですが、(右図)
いつも爽快、青空が広がっているような状態でいたいですね。朝走っているときに音楽が聞こえてくる状態が理想でした。一年前走っている時には、毎日それは出来ていませんでしたが、最近は爽快な音楽が流れている状況が多くなってきました。この状況が実現できている時は、常に余裕がある状態だと思っています。余裕があると、急な事態に対処しやすいですよね。私にとっての理想を初回から持ち続けることが出来ていました。

 

野本 本気で思い続けていたから変われたのですね。

I 本気でも変われない人もいると思います。でもそれはその時は変わっていないだけで、続けることで、いつか変わることができると思います。要は諦めず続けることが大切だと思います。ダイエットと似ていますね。
あまり自分の性質的に急にすごいことをやってのけるタイプではないです。こつこつ積み重ねて、ある時評価されるという性質だと思うので。

野本 受講中なかなか変化が見られない人もいました。その人たちは「とはいっても」と言う人が多いと感じています。「とはいっても現実的には出来ない」という感じです。Iさんは「とはいっても」とは思わなかったのですか。

I 言い訳してはいけないことを車椅子バスケチームのお話で学びました。何でもやってみないと分かりませんから。だめでも続けたら出来るかもしれません。いつでも止めることは出来ます。止めてしまったら続けることはできないので、「とはいっても」と言わないようにしています。
「自分の心は自分で決める」というトレーニングがありましたけど、「とはいっても」の後にくる言い訳は、絶対、「他人」や「環境」についてですから。
でも、今気付いてとてもうれしかったのですが、そこまで考えて「とはいっても」を言わないようにしていたわけではないです。だから嬉しかったですね。無意識的に変わっているなとフィードバックを受けたみたいです。

自分のコントロール出来ないことばかりに注力していた私にとって、こんなに良い振り払う方法があるのだと気づくことが出きました。

野本 トレーニングの中で印象に残ったトレーニングはありますか。

I 毎回、印象に残っているものがあります。毎回、新たな発見がありました。
その中でも特に印象に残っているものはいくつかあります。
まずは、ワークショップですね。ゲーム感覚に「勝ちたい!」とみんな真剣に取り組んでいました。みんなが自分事で真剣に取り組む中で初めて、フローを体感できました。フローになるための7つのKEYの大切さがここで腑に落ちました。
次に「ウォッシュアウト」についてのトレーニングですね。自分のコントロール出来ないことばかりに注力していた私にとって、こんなに良い振り払う方法があるのだと気づくことが出きました。

目的達成に向けて、得るものを探すという意識でした。

野本 受講することが目的になってしまう人が多く、本当はこのトレーニングは受講者が達成したい何かのため(目的)の手段にしか成り得ないはずです。
今お話をお聞きしていて思ったのは、Iさんはこのトレーニングを目的達成のための手段として使われているなという印象がありました。ですから毎回毎回新たな手段を是が非でも持ち帰っていこうという意識で望めたのではないでしょうか。

I ライフスキルと教えてもらいましたので、日々トレーニングはしているのですが、月1回は受講者仲間や先生と共に、一緒にトレーニングするという意識でした。何か聞きに行くという感じではなかったです。目的達成に向けて、得るものを探すという意識でした。宿題も効果的でした。聞いて終わるのではなく、次のトレーニングに向けて「いつでも・どこでも」継続することが、やりやすかったです。
あと、先生に「いきなり完璧じゃなくていい。何割か出来ていればいいじゃないですか。」と言われてだいぶ気が楽になりました。100%出来ないといけないと言われたら、壁にぶつかってしまったかも知れません。

野本 座学で聞きに来てしまっていると、ウォッシュアウトが目的になり100%出来ないと嫌になってしまうかも知れませんね。

I 何をウォッシュアウトすればいいのか教えていただき、自分が「環境」「経験」「他人」にとらわれていたから、いつまでたってもフローになれなかったのだと気づくことが出きました。
ウォッシュアウトして且つ、自分ツール(思考・態度・表情・言葉)を使えるように磨きました。(右図)

組織に対しても本気で考えられるように徐々になってきました。

野本 社会力を前半行い、中盤にかけて組織力のトレーニングを行いました。
組織力はいかがでしたか。

I 組織力のトレーニングでは、普段は考えない会社の理念や使命を改めて考えたのが いい機会でした。コーチ力のトレーニングの前に組織力のトレーニングを行ったことで、コーチ力の学ぶ意味などを理解することが出きました。

野本 組織力は受講されているのを拝見していて、理解するのにだいぶ苦労されている印象がありましたが、いかがでしたか。

I 苦労したといいますか、社会力は自分自身のみのトレーニングで、こうなりたいというモチベーションがあったので、入り込みやすかったです。組織力が始まっていきなり「会社の使命は?」と問われたときにびっくりして、最初はそこまで会社をどうこうしようという気がなかったので気おくれしてしまいました。

野本 一番モチベーションの高かった社会力から離れて、イメージしにくい組織について
の課題になった時はどのように対処されたのですか。

I 結局は会社で爽快な気分で仕事したいというのがあったので、会社や周りにいる人に影響を与えて行くのも大切だなと感じました。
特に「SHIPゲーム」はかなり盛り上がりましたね。本気でやったので面白かったです。ただのシミュレーションでやったら面白くなかったはずです。
あのゲームには、組織において大切な要素が詰まっていて、全部を今すぐ現場で実践することは難しいですが、組織に対しても、私に出来ることがあることを感じました。組織に対しても本気で考えられるように徐々になってきました。

このメンバーで社内ベンチャーなんかできれば面白いものが出来そうですね。

野本 確かにディスカッションをやっていても、本気の度合いが徐々に上がっていきましたよね。特に最終回のまとまりは強烈なものがありました。

I 確かにどんどんまとまりが出てきましたね。
最後の「ケーススタディ」では、みんながスポーツに興味があったわけではないのに、真剣に日本一にどうしたらなれるのか、語り合いましたね。だからといってみんながみんな好きに発言するのではなく、「人の話を理解する姿勢」を持っていて、すごく良い会議でした。

野本 あのトレーニングは時間の関係で1時間しかとれなかったですけど、3時間・5時間やっていても、楽しめましたよね。あのような会議がしたいですよね。

I 確かにあのような会議はありませんね。
だいたい何人かの有識者が話していて、大半は他人事になって会議に参加している人が多いかもしれません。

野本 受講生のグループで仕事をすれば、面白いのではないでしょうか。

I 掲示板にもありましたが、このメンバーで社内ベンチャーなんかできれば面白いものが出来そうですね。
個人差はありましたが、みんな社会力が付いてきているので、セルフイメージが大きい集団ですね。

野本 Iさんが所属する部署でもこういうまとまりを持ちたいとおもいますか。

I それはもちろん思いますよ。
なかなか上の人に進言するのは難しいですが、私が出来ることはやっています。挨拶とか、会議で発言を増やすとか、今はまだ微力ですが。

野本 実際トレーニングを受けていて、会社に対する帰属意識も深まりましたか。

I そうですね。
自分が変化したように会社も変化した方がいいなと思いました。だから挨拶などの行動を自ら積極的に採るようにしています。出来る限り、フローを伝播していけたらいいなと思います。まだまだ未熟なコーチ力の部分もこれから力を入れてトレーニングしていきたいですね。とりあえずは今やっている活動を続けて、何か大きな活動につなげることが出来るようにしたいです。
だからこそ同じ志を持った受講生のコミュニティーを大事にしたいと思っています。

急に仕事が降ってきても、「よしきたか!やるか!」とパフォーマンスを下げずにがんばれている自分がいます。

野本 そういえば、最終回の前の月に異動されたとお聞きしましたが。

I そうです。このトレーニングの最後の課題が与えられた感じですね。
13年間働いてきた仕事の内容が全く変わってしまいました。昔は設計している人たちを支援する仕事をしていたのですが、いきなり設計する人になりました。いきなり表舞台に立つことになって、少しびっくりしましたね。
でも、そこまで落ち込みませんでした。「よし来たか!それも有りだな。」と思いました。むしろチャンスとしてがんばっています。

野本 でも、新しい環境はフローを阻害されやすいですよね。

I それは、うまく対処しています。
たぶん、このトレーニングを受ける前でしたら、相当落ち込んでいたはずです。
例えば、うちの会社はフロアが偶数階か奇数階かで昼食の時間が違うのですが、それだけでも嫌だったと思います。
前は裏方だったので、締め切りも少なく、割と自分のペースで仕事をしていましたが、今後は締め切りが多くありますし、急に仕事が降ってくることもあります。
でも、急に仕事が降ってきても、「よしきたか!やるか!」とパフォーマンスを下げずにがんばれている自分がいます。

野本 やはりフローでいるとパフォーマンスは上がりますか。

I 上がりますね。これ知ったら、フローじゃないといられないですね。私はもうフローが習慣になっていますが。パフォーマンス向上も、もちろんですが「一生の宝ものを手に入れた」という感じです。

野本 一度、フローになった人やフローな組織に所属した経験がある人は、どこへ行ってもフローではないと嫌だと思うみたいですね。

I そうですね。知らない人のいる会議でも、電車の中でさえもみんながフローであってほしいなと思うときあります。なんか伝播したくなりますね。それが自分にとっても楽しいことと感じるようになりました。

野本 Iさんにとっての「自分」という枠組みの範囲が広がってきていますね。トレーニング前は自分自身の心の状態ですら自分で決めていないのが現状でした。それが、自分の心の状態を自分で決められるようになると、周囲の人間のことも、自分のこととして考えられるようになってきていませんか。最終的には全員を自分のこととして考えられるようになると、組織や会社でさえも自分のことと考えられるようになります。

I 7つのKEY(右図)にもありましたが、「何事も自分ごととしてとらえる」ということですよね。

7つのKEYのカードも定期券の中に入っているお守りのようなものです。

野本 そうですね。
7つのKEYを使用したトレーニングはいかがでしたか。

I 7つのKEYは最初使っていましたよ。今も定期券に入っています。
7つのKEYを各曜日に振り分けて、1つ曜日に付き1項目を実践するという宿題がありました。あのトレーニングは初期の時は有効でした。今は、もう当たり前になってきているので、7つのKEYのカードも定期券の中に入っているお守りのようなものです。

野本 メンタルトレーニングは無意識なものを、意識化させて、最終的に無意識化に戻していく作業です。もちろん一生涯続く作業ですが、無意識化出来ている部分も増えてきましたね。
このトレーニングを受講する皆様に一言お願いいたします。

I 自分が「どういう自分になりたいか」というのを決心して、そこへ向かうことが大切だと思います。もちろんうまくいくこと、いかないことあると思うのですが、逆算思考を大切にして、まずどうなりたいという明確な目標を定めれば、好不調があってもなんとか続けることが出来るのではないでしょうか。ライフスキルトレーニングは一生続くものですので、私も継続しますので、一緒に頑張りましょう。

野本 ありがとうございます。
最後に、弊社に一言お願いいたします。

I 個人や会社に限らず、世の中を明るく楽しくするお仕事だと思います。
一人でも多くの人をフローにしていってもらいたいです。

野本 本日はありがとうございました。

(敬称略)